【ランチ】トンタイ(Tong Thai)

 今日は大久保のタイ居酒屋「トンタイ(Tong Thai)」でランチ。

 ガパオライスが今だけ780円という表示に惹かれて入る。メニューでガパオライスを探すのにちょっと苦労したが、最後のページにあった。

 ランチにフリードリンクがついているのを知らず、ボーっとしていたら、お店の人がスープのカップみたいなのにお水を入れて持ってきてくれた。食べている時、窓の方にドリンクバーらしきものが見えたが、よくわからなかったので、何ももらわなかった。

 ガパオライスにはスープが付いていた。このスープも本当はセルフサービスだったのかもしれない。ガパオライスは量もちょうどよく、おいしかった。

 食べログにあるメニューを見ると、夜は結構高いのでびっくり。本格タイ料理なのだろう。

【ランチ】ナングロガル(Nanglo Ghar)

 新大久保から大久保へと歩く道沿いにあるネパール居酒屋「ナングロガル(Nanglo Ghar)」でランチ。

 ダルバートセット(チキンカレー)650円。ドリンクこそ付かないものの、税込みだからかなり安い。豆のスープ、ほうれん草、ポテトにカレーとライス。全部お盆状の一枚のプレートに載ってくる。味はもちろんネパールカレー風味の薄味、個人的にはお腹に優しい感じがして気に入っている。チキンカレーをポーク、マトンに替えると少し高くなる。

 食べログによれば、「食べログカレー百名店選出」「日本では初の本格ネパール民族料理提供店」だそうだ。

 お手拭きの袋に「福岡店」「蒲田店」があるように書いてあったが、蒲田店は閉店したようだ。

CEATEC2025

 CEATEC2025を見てきた。全般的にAI、生成AIの利用、実装の例が多数、目につく。

 個別ブースで興味深かったのは、JP Tokyo & Co.の ”JediSlides” 。AIにプレゼン資料を作らせるというもの。入力した指示に基づき、AIが信頼性の高いソースを検索して数分でプレゼン資料をパワーポイントで作成する。参照したWebサイトのURLを表示できるので、作成過程のブラックボックス化が避けられそうだ。

 もう一つ、面白かったのは、(株)VRCのバーチャル試着。上着を脱いだ状態で20個のカメラで全身を撮影。すると、自分の体形データがクラウドに保存される。そのデータに、いろいろな服を着せ替え人形よろしく試着させ自分のスマホで見ることができる。ブース内で実際にやってみた。すでにワコールの一部店舗で実用化されているという。

 詳しい説明は受けなかったが、どっさり資料をくれたのは、総務省統計局。”e-Stat” (政府統計の総合窓口)の説明書をクリアファイルに入れて配っていた。e-Stat の結構よくできたマニュアルまであり、それこそプレゼン資料の作成時の資料集めに役立ちそうだ。

ジョン・ヒッグス「ザ・ビートルズvsジェームズ・ボンド」(浅倉卓弥訳、日販アイ・ピー・エス)読後メモ

 1年以上かかって、やっと読み終える。592ページの大著。原著は2022年に出たらしい。翻訳は2024年2月発行だから、結構新しい本だ。原題は “Love and Let Die: Bond, the Beatles and the British Psyche” で、まさにその通りの内容だ。

 よくもまあ、「007 ジェームズ・ボンド」と「ビートルズ」についての情報をこんなに網羅的に、その誕生から今に至るまで、集め、それが英国社会・文化のみならず、世界に及ぼした影響について、さまざまなトリビアをちりばめながら、もっともらしく論じたものだ。

 私はビートルズと同世代ではないものの、小学生のときから知っていた。「007」も最初に見た映画は親に連れられての「女王陛下の007」だった気がする。「007」の小説も翻訳は全部読んだと思う。中学生の分際でペーパーバックの原書にも取り組んだ覚えがあるが、確か1ページ目に出てきた emblazon という単語を辞書で調べたところで挫折した記憶がある。

 ともかくこの本は、「007」と「ビートルズ」を組み合わせて現代の社会現象を論じた稀有の本であることは間違いない。プーチンも出てくるし、コロナ禍にも触れられている。最新作の「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」までカバーし、最後にこれからのボンド像を論じて終わっている。次のボンド映画が出てくる前に読み終えられてよかった。

吉本隆明「定本 言語にとって美とはなにかⅠ」(角川ソフィア文庫)読後メモ

 この人の「共同幻想論」は昔読んだ。「言語にとって美とはなにか」というこの本もたぶんタイトルは何度も見たことがあるはずだ。しかし、今まで買ってもいなかったのは、この人の本の難しさを知っていたからだろう。今回これを読むことになったのは、古本屋に何か読む本を買おうとして入り、絶対何かは買って帰ると思って本を探したが、結局この本しか買う気にならなかったという事情による。しかも、この本は「Ⅰ」と「Ⅱ」に分かれており、その古本屋は揃いでしか売らないような値付けがされてあったので、「Ⅰ」「Ⅱ」とも買うことになった。

 やはり難しい。何を言っているのかわからないのだ。すべてがわからないというのでもないのだが、かなりの部分がわからない。それでも読み進めていると、微かに仄白くわかったような感じになることもある。何しろ、言語とは何かという言語学の問いとも言えるところから始まる。わかりにくい言葉も山のように出てくる。「表出」という言葉が全体のキーワードであることは何となくわかってくる。今、「文庫版まえがき」を読み返すと、「表現された言葉は指示表出と自己表出の織物だ」と書いてある。「Ⅰ」を通読し終えた今、ようやくその言葉が少し意味があるように思えてくる。

 引用は膨大だ。日本の近代以降の小説だけでなく、万葉集の歌なども多くまな板の上にのせられている。マルクスフロイトなども登場する。「登場する」と書いたのは、それらの人の名前が登場する文脈を正確に理解できていないからだ。何度も読み返したり、引用されている小説を読んだりするのも面白いだろうなと思いつつ、人生にそんな暇があるだろうかとも一瞬思ってしまう。

リービ英雄「日本語を書く部屋」(岩波現代文庫)読後メモ

 アメリカ人にして、日本に在住し日本語で小説を書くリービ英雄。その人のエッセー集、いや評論集と言わないと失礼か。巻末の解説は多和田葉子

 リービは、新宿のどこかの横丁を入ったところの家の八畳間(表紙に「なるほど」と思えるカラー写真あり)で日本語を書くのだという。日本とアメリカを行ったり来たりすることに加え、日本と中国を行ったり来たりすることにもなって、三つ巴(みつどもえ)の文化・社会の中をこの人は文学者、大学教授として生きてきた。カバー範囲は広大だ。「古事記」「日本書紀」「万葉集」から始まり、夏目漱石太宰治川端康成、大庭みな子、大江健三郎中上健次、李良枝、……。耳を傾ける価値は当然ある。

楡周平「限界国家」(双葉文庫)読後メモ

 文庫版は出たばかり、単行本も2023年6月刊行。少子高齢化の問題を中心に、日本の未来は果たして明るいのか暗いのかということをメインテーマにした時事ネタ小説。

 ファクトをつなぎ合わせて、著者なりの未来像を真面目に語っていることはわかるのだが、小説を読む際の文学的感動はほとんど得られない。

 財界の大立者がコンサル会社に未来予測を頼みに来るという設定、国境など気にもとめずにベンチャービジネスを展開しようとする学生起業家がその大立者を相手に持論を展開、最終的に納得させてしまうという筋書きは、読む前の想像の範囲内。

 小説としては疑問符だが、大学の人口学や社会学、経済学、経営学等々の副読本、霞が関辺りの人々の話題本、はたまた起業塾での必須読み物としては、いい線いくのでは。