2024-04-23から1日間の記事一覧

映画「ゴジラ-1.0」を観た

遅まきながら、「ゴジラ-1.0」を観た。 終戦直後を舞台設定としたことで、ゴジラ映画に新しいドラマを生み出した。 戦後、ゴジラの物語が繰り返し作られ皆に受けてきたのは、日本人の心の中に「もう戦争による破壊と殺戮はごめんだ」「やられるのが嫌なだけ…

篠田節子「ブルー・ハネムーン」(光文社文庫)読後メモ

1991年にカッパ・ノベルズから刊行されたドタバタ・ピカレスク・コメディー、1997年発行の光文社文庫版で読む。 私がこの作家に注目したのは、「夏の災厄」(1995年、毎日新聞社刊)からだった。日本版マイクル・クライトン「アンドロメダ病原体」とも言うべ…