現在の AI 技術には限界

 東商新聞2019年11月15日号に、東京商工会議所の情報通信部会が10月11日に開催した講演会「デジタル革命と中小企業の活路」の記事が載っている。

 講師の野村総研理事 桑津浩太郎氏の以下の言葉をメモしておきたい。 

「現在の AI 技術には限界がある。

「 自動化できる部分は機械に任せ、複雑な判断を伴う仕事や AI には置き換えられない業務など、本当に人手が必要な『ラストワンタッチ』に、限られた人員を配置すべき」

  つまり、人と AI の協働ということであり、AI 任せにはしないということだ。「シンギュラリティ」は来ない。この気づきは、今後 AI やコミュニケーションロボットの実用化へとつながっていくと思う。