大川章裕「『病気知らず』の体をつくるビール健康法」(幻冬舎メディアコンサルティング)読後メモ

 赤ワインに動脈硬化を防ぐ効能のあるポリフェノールが含まれていることは、よく知られているが、ビールにもポリフェノールが含まれているという。もう少し細かく言うと、ビールに含まれているポリフェノールはキサントフモールとイソフムロンというもので、キサントフモールには抗酸化作用、心血管保護作用、抗がん特性などの効果があり、イソフムロンには認知症を防ぐ効果もあるという。

 もちろん、著者はビールのがぶ飲みを勧めているのではなく、1日1本のビールを提案、ビールだけでなく一緒に取る食べ物にも気を配り、そのレシピまで書いている。また、著者は医者だけあって、壮年期、老年期に気になってくる生活習慣病や骨粗しょう症等々、健康と栄養に関する知識を惜しげなく披露してくれる。

 著者が薦めるビールの種類はIPA(India Pale Ale)だが、IPAに限らずいろいろなビールの銘柄を具体的に提示してその特徴を教えてくれる。「ピルスナーウルケル」(チェコ)だとか「インペリアルチョコレートスタウト」(日本)だとか、知らなかったビールに興味が湧いてくる。著者は相当なビール好きである。